真夜中こっそりパンを焼く
あの日からこぼれ落ちた思い・日々を                                            ブログに綴ります。どうぞご覧ください。                                       こば きょうこ
***第2作できました***

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著書・著者紹介

こば きょうこ

Author:こば きょうこ
「真夜中こっそりパンを焼く
recipe&essay」2006年2月発刊
分は2007年2月をもって完売しま
した。ありがとうございました。

2001年より製パン講師として
"パン工房Bread Basket"主宰。
自宅&出張講習・企画・試作等
承ります。下記お問合せフォーム
よりご連絡ください。
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ください(携帯はご遠慮下さい)。
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お詫びと訂正

**本をお買上下さった皆様へ**
この度はありがとうございました。 P14-6.で
『180℃で見つめること15分』
という記載が漏れておりました。
ここに訂正しお詫び申し上げます。

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「夏に野外でパンを焼く」
今年の8月の講習は、初の野外企画。
ダッチオーブンは持っていないのだが、
実家からさらってきた無水鍋と、古市で手に入れた
ルクルーゼを使って、カンパーニュを焼くことにした。
(私も正直、自分で炭を熾すのは中学生以来になるが
何とかなるだろと気楽に思っていた)

篠栗の山の上にいい場所をみつけ、連日の涼風で
気をよくしていたのだが、当日はなんだか久々に
蒸し暑い日になってしまった。しかも風が強い・・。
既に5台あるレンガの竈門は残り一台ギリギリセーフで、
すでにあちこちから笑い声とBBQの香り。
ご同行くださったメンバーの旦那様が火熾しをご指南
くださり、パンも野菜も無事焼くことができた。
Uさんご一家のご協力、本当にありがとうございました。

実際簡単に考えていたが、設備を一通り移して焼くのは
やっぱり練習が必要だなと、少々反省。
それでも皆様、うきはで仕入れた無農薬野菜と
その場で絞ったカボスジュース、(お子様に大好評で)
それに焦げながらも焼きたての大型カンパーニュを
楽しんでくださったようで、一安心。
次回はもう少し段取りよく、火加減も扱えるようになっておきたい。

yagai
野外の様子を写真に残すのも忘れていたので、
うちで再度ガスで焼いてみた「無水鍋のカンパーニュ」。
モチモチの食感は国産小麦ならでは。
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調音の滝
夏休みホントに最後の週末、宿題も明日からの準備も
完璧に終わらせた息子を乗せ、ご褒美ドライブに出かけた。
しばらく雨続きだったが、この日はよく晴れた一日に。

今年からしばしば訪れるようになった朝倉~うきはの景色を
一度息子に見せたかった。
この澄んだ空気、きれいな水、豊かな土、穏やかな人。
息子も何か感じてくれるだろうか?

3ren1
まずは三連水車の道の駅で、お昼のお弁当を頂き、
私が野菜を仕入れる間、息子は広場を走り回っていた様子。
買い物が終わったら一緒に来いという。水車の前で水遊び。
毎回訪れながら、こんな風に遊ぶのは私初めてだった。

新しくできたうきはの道の駅にも寄ってみる。
葡萄が真っ盛りで、「ピオーネとお米のソフトクリーム」を食べてみた。
(こういう時、子供づれだと自分も味見ができてうれしい。
近頃乳製品は胃にもたれ、ソフト1つ平らげることはできない・・。)
近くの梨農園では落ちた梨の無人販売があり、いっぱい買えた。
私が果物の中で一番好きなのは梨。この量なら、朝な夕なに
食べても、まったく余裕だろう。お財布にもウレし!
(帰ってから食べ続けたが、ハズレは1,2個。
滴る果汁+実も締りがよく、やはり美味しかった)

続いて調音の滝へ。流しそうめんを食べにいくつもりだったが、
全然お腹がすかない。途中大規模なダム工事があっていて
その光景は残念だったが、山道をあがっていくとふいに
棚田と茶畑の美しい景色が。にわかに涼しさが増す。
3ren3

ようやく到着した駐車場で、みんな水着に着替えている!?
うそ、泳げんの?と滝の反対を見ると、滝の水を引いたスライダーと
プールがある。うわー、これは冷たかろう・・。さすがに水着の準備は
しておらず、息子はいささか不満げだったが、滝の様子とその上の
小川で「水冷たい!」と一人で水遊びをはじめた。今日は木清水づくしだね。
3ren2

4年生になったからか、この空気と水のせいか、いつもは落ち着きの
ない息子だが、今日はこの空間をたのしんでいるように、空を仰いで
静かに和んでいる。コーヒーでもすすりそうな雰囲気だ。
気忙しく到着した観光バスの団体さんと入れ違いに、夏の余韻を後にした。
アキラ ~ スカイクロラ
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(2002/12/21)
岩田光央佐々木望

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ナルトの岸本氏は、学生の頃このポスターを街中で見て
その場に1時間くらい立ち尽くしたという。
世界に認められた日本の現代アニメの原点だが、
「細胞一つ一つが個々の生命体だ」っていう概念を
たたきつけられたのは、私にとっては実はコレだった。
コミックは見ていないが(こゆすぎて)、やっぱ衝撃の一作だった。

で、今年の夏も そんなのにもしかしたら出会えるかと思い、
つかの間の休日、先日当たった鑑賞券で「スカイクロラ」を見た。
押尾氏のメイキング番組での「『まだまだ世の中夢もあるしいいもんだぜ』
という思いを若い人たちに伝えたい」、という言葉を聞いて見たくなった。

・・見終わって感じたのは、正直にいうと絶望感。
絵や音は徹底的にリアルで美しく、それだけで十分見る価値あるんだ
と思う。(事実それで十分満足しましたし。)
でもなんだろう、これに限らず今あるほとんどのアニメや漫画が
戦い・争い・競い・制圧し復讐するのが大前提になっている。
そしてそれがヒットする。が、同じような話を手を変え品を変え
塗り替えているだけのように感じる。人間そのものがそうじゃんよ、と
いわれてるようで、時折耐えがたくなることもある。

残念ながら私は、「スカイクロラ」の中に希望とか夢って、見つけられなかった。
結末はただリセットされてしまっただけのような・・。
命はそのうち、そんな風に扱われるようになったり・・はしない。
と、私は思いたい。
階段に座るホームレスのおじいさんとマスター、
そのシーンが妙に心に残る。
・・・それにしても、最近なんでアニメばっかみてしまうんだろう?
閉店
朝はFMラジオを聞いているのだが、先日、よく聞くペンネームの
方のメッセージで、「今日6年やってきたパン屋を閉めました。」
という言葉をきいて、ええっ?と驚いた。
そのパン屋さんが、地元近くの店のどこかというのは知っており、
後でわかったが、私もちょくちょく買いにも行っていたお店だった。
「正直に商売している店が結局つぶれていきます。
今は抜け殻です」という言葉が哀しかった。

ここ最近、たまたまその付近を通ることがあったので、お店の
前を見てみると張り紙に店主からご挨拶がある。
heiten

丁寧に正直に仕事と向き合っているお店が、安売りや中央資本の
チェーン店に押しつぶされていく現状と、一体どう向き合いながら
競わずに互いに独立していけるんだろうか・・。

残念ながら、少なくともこの地域には、足元にある大事なものを
「買い支える」という概念は、あまりないらしい。
夏の思い出・今年こそ!
福岡ではお盆過ぎから雨が続き、その後急に涼しくなった。
猛暑を打ち水と汗でやり過ごしてきたから、途端に汗をかかなくなって
まだ早いよねえ、と言いつつ、このまま秋になってくれないかな、とも思う。
さすがに連日35度を超える日々には、私もパンを焼いていない。

去年はまだ煩かった油蝉の声が、ツクツクホーシに変わり
いまや夜は鈴虫だ。それをかき消すように、今年は深夜まで
トラックやバイクの暴走音がひっきりない。(時に朝まで)
空き缶を投げつけたくなる気持ちも、いまや萎えてしまった。

夏の旅行で、子供たち同士仲良しになったご家族と一緒に
以前から行きたいとせがまれていた、ウオータースライダーの
あるプールに泳ぎに行った。思えば去年は行こうと約束した矢先に
私の怪我・事故・入院で、息子は裏切られっぱなしだったが、
ホントによく私を慰め支えてくれた。(同室のおばあちゃんたちも)
今年はせめてもの罪滅ぼし、多少恥ずかしくはあったが、
水着になって私も滑った。あんまり面白くて6回も滑った。
逆立ちこそしなかったが、息子たちと一緒にもぐったり浮かんだり。
pool2 pool1
監視員の「このおばさん、やるわー」という視線を浴びつつ、
私も夏の終わりを十分楽しむことができた。
安いし、安全だし、きれいだし、いいプールを見つけた。
Tさん、お付き合いくださって、どうもありがとうでした!
また是非ご一緒しましょう。

実は私、結婚前まで子供はほとんど苦手だったのだが
とにかく、今は特にやんちゃ少年が可愛くてしかたない。
(うめかよ展の影響か?)
友人は「きっと前世は少年だったんだよ」と言うが
いえいえ、私の前世は落ち武者です、たぶん。
ナルト 今年の映画は・・
夏休み半ばも過ぎ、息子の自由課題も手付かずの様子で、
ここはちょっと喝をいれんといかんのか・・と何度目かの
堪忍袋が切れそうになったころ、こちとら暑さでその気力体力
も失せがちだったので、エサ↓でつることにした。

「夏休み最後の週末遊びたければ、この2日以内に終わらせる」
旅行で仲良しになったお友達とともに、以前から行きたがっていた
ウオータースライダーのあるプールに行き、ナルトの映画を観る。
おお、夏の締めくくりにふさわしいイベントじゃないか。
(って、公開から3週間も経っていて、早く見たかったのは実は私のほう。)
俄然やる気になった息子、2日で2課題をやり終えた。
根性見せてくれたので、私も一安心。(なにに?)

結局夏の最終イベントは別々の日に行われたのだが、
イベントのおまけであるナルトの最新42巻の購入も、映画の後じゃないと
買わないことに決めていた。息子はこの41巻の表紙がとても好きらしい。

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岸本 斉史

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さて、今日は何時に行こうかと映画の時間を調べたら
まだ3週目なのに、朝10時すぎからの1上映だけ!?とな。
(自宅でそれを知った時すでにタイムアウト)
夏休み中の子供向けの映画なのに?うそやろ、早すぎん?それ。
あまりの商業主義に、ちょっとあきれた。
シネコンは確かに便利ではあるが、昔の映画館のほうが
安心して見れた気がするなあ・・。(並ぶのはいやだったが)
確かに席は真ん中の島がばらばらに埋まっているだけで、
(見るほうとしては好都合だったが)映画の1本1本も
いまや成果主義ってかんじで、見る側ものんびり構えられず
キビシーなあと思う。

同じ系列の別の地域の館で、昼からの上映が見つかり一安心。
最後列の背もたれの上に座る、少し年上の元気のいい少年集団
からちょっと離れて席についた。全編無事に見ることができた。
(こやつ等、息子がビクッとするようなシーンで、決まって爆笑する。
でも、上映中にメール打ったり、後ろの観客も目に入らず平気で
直立してジュース買いに行く大人より、全然腹立たしくはない。
みんなでいっしょに、最後の夏の映画を楽しめたかんじだった。)

「サスケが最後の30分しか出てなかった」っていうのが、
息子の同級生の感想、笑わせてくれた。
(ストーリーじゃなくて時間計っていたのか・・。)
確かにサスケの影は薄かった。その分コミックでは今回主役だ。
地底遺跡の話とダブりはしたが、前半楽しめたし、
新生カカシ班は次回も同じメンツで活躍してほしい!(特にカカシに、ね!)
消せない記憶
8月になると、メディアにあおられなくても、私は個人的に
「戦争」ということを意識してしまう。
この際パンとは関係なくても、一度きちんと記しておこうと思う。

この夏、「兵士たちの証言」というシリーズを見続けた。
63年前、太平洋戦争の現地に戦いに向かって帰ってきた人々が
心の傷みを堪えて、その現状をTVに向かって言葉にした番組だった。
父の年代と重なる、現地へ向かった人々の重くつらい言葉は、
どんな報道より、真実を語っていた。
語った後、グレーの瞳が潤んで言葉が止まる。
(よく話してくれました、よく生きてきてくださいました・・)
そのことへの感謝とともに、涙が止まらない。
他人に向かって「生きてくれてありがとう」などと、本気で思えた
のは私、ここ十年体験なかったかも。

これだけ奇跡的に生を授かりつつ、その生を100%の喜び
として受け入れられず、堪え難い経験を身内にも封印して
60年余りを生きて尚、その時の記憶や感情は薄れるどころか
日々鮮明になっているという。
「何のために」「誰のために」「どうしてこんな目に」・・・
誰もが思いながら、誰も何も言わないまま、この国は60年以上前、
戦争に走った。
その事実・記憶が、この時代、今ここで途切れそうになっている・・。

8月生まれの私は、小学校の頃毎年友達を呼んで誕生会を開くことは
なかった。休みの真っ最中、友と連絡も取りづらく、しかも原爆記念日の
前日。家族に祝ってもらう誕生日は、それなりにうれしかったが
学期中に呼ばれる友達の誕生会では、内心8月生まれをちょっと恨んだ
ものだ。
私が小学生だったころは、原爆記念日は出校日で、平和教育みたいな
ものが必ずあった。映画を見たり、本を読んだり、人の話を聞いたりして、
感想文を書いた。その後「昨日誕生日やったっちゃん」とは子供心に、
なんとなく口にできなかった。

ただ一つ、私たちの親は(その頃の大人は)戦争を子供に語り継ぐことを
教育としてきちんとしていたということ、自分は誕生日と重なって幾分
人より思い出が深いこと、幸か不幸かそういうのが重なり、
戦争のことは深く考えてしまう。
今となっては、それがプレゼントだったのかもしれないとも思う。

今、もしもの時の参戦は仕方ないっていう人が増えているらしい。
でも「国を守るため」自分から戦うっていう人はおそらく自衛隊以外
いないだろう。安全も安心も人任せで育った私らだ。
そんな問いに「守るほどの国じゃない」「そんな頼りない国は滅べばいい」
他人事のようにいう、街頭インタビューに答える社会人達も、私も、
まぎれもなく日本人なのよ、逃れようもなく。

yuyake
傷ついたほうも傷つけたほうも、老いてなお鮮明に
心に焼きついて消えてくれないほどの、あんな深い傷は、
もう背負わない決心をしないといけない。
どんな理由をくっつけても、こんな酷いことはおこしちゃだめなんだよ
と、子供たちにも伝え続けなければいけない。
親として、大人として。
いいえ、過去と未来をつなぐ今という時間を生きている、一存在として。
ベランダ仕事
生ごみリサイクルを始めてからは、朝はまずベランダに
出ることが、自然と生活のリズムになった。
sprt zera

生ごみを自家製コンポストに入れ土をかぶせる。
(こうすると、ほぼ臭いはしない。発酵熱がもわもわと上がってくると、
みんな生きてるなーと、実感する)下のほうはすでにいい土になっている。

コンテナガーデン(というほどのものでもないが)を一通り見て、
蕾や新芽にほほが緩み、小さな収穫に預かりながら、炊事と風呂の残り水を
かける。残菜のこぼれ種からいろんなスプラウトが出てくることもしばしば。
これも食べられそうなものを夕食に。
朝から蒸し暑い日は、ついでにベランダじゅうに水をまく。
洗濯物も脱水を最低限かけて干し、窓を開けて風を通せば、お昼頃までは
このままで過ごせる。

さすがに日中から夕方にかけて日差しが強くなり、壁や屋根が
熱を帯びてくると、ただ座っているだけでも汗が流れてくる。
少しでも熱線を和らげようと、夏休みになってからオーニングを設置。
日中部屋が薄暗くなってしまうのだが、その分日差しも道路脇からの視線も
遮られるので、これは快適・快適!早くすればよかった。
他人の家の洗濯物を見て、ゴシップネタにされることもない。
(実にくだらないでしょ、暇人ってほんとヤーネ!)

夕方にはまたそれに打ち水をする。壁と網戸にも。
西向きの、日当たりもそこそこのベランダなので、水が気化する
まで多少時間がかかるのも、ある意味経済的。
それでも夜まで暑いと感じるときは、シーツなどの大物を素洗いして干す。
それでも一晩で乾く。(隣近所の室外機の熱風のせいかな。)
乾いてる間はやはり幾分風が心地よい。

でも何より助かるのは、あの夏らしい夕立だ。
4時ごろになって急に薄暗くなってきたら、心の中で「やったー!」と叫ぶ。
激しい雨が屋根をぬらしてくれると、建物の熱気が一気に飛んでいく。
排気ガスに汚れた空気も一緒に、側溝に流されていく。
(でも、昨年この夕立の中、子供を迎えに車で出て、信号無視のトラックに
突っ込まれたので、外出は控えている。)

そんなこんなで、この九州でも7月はエアコン稼働日5日。
8月も現在4日。これはなかなかのエコライフではないか。
鶏農家でお手伝い
ファームステイの続きで、私たちは養鶏農家の方々に
お世話になることに。肉と卵で、農家も分野が分かれるのだ。
まずは怪しい格好に変身して、解体工場の見学。
ayasi

niku
すごいスピードで頭上を流れていく、羽とモツと首をもがれて逆さに
つるされたブロイラーを見ても、既にそれに生命の面影は感じられない。
淡々と延々と続く解体作業の先に、見慣れたパック詰めのジューシーな
鶏肉がダンボール詰に積み重なっていく。
この量がすべて人間の胃袋に収まっているのかと思うと、
・・図らずや疑問がわいてくる。(どんだけ食ってんだ、日本人・・)

いやいや、これはこの土地の人達の生活の糧なんだ、
奇麗事で生活はできないんだ。自分だっていろいろなことを考えれば
同じムジナじゃないか。・・その場はそう納得させて、工場を後にした。

受入先は卵農家だった。とても優しそうなご夫婦に娘さん2人。
夜はBBQに(私も3切れだけかじった。尻尾の肉は久しく忘れていた
鶏肉の美味しさだった。ゴーヤの酢の物がまたおいしかった。)
大きなカブトムシのお土産をいただき、お姉ちゃんたちと花火を楽しんで、
息子は有頂天のまま夢心地へ。

tamago
翌朝、体育館ほどもある大きな鶏舎へ行き、3万羽の迫力に押される。
産みたての卵を触るのは初めてで、その温度は
「あったかい・・」と目を輝かせた息子の五感に、そう、ぼく生き物なんだよ
と、確実に訴えたようだ。

それにしてもすごい数。鶏は捨てるところがほとんどないらしく、
卵・肉・骨(スープの元に)そして鶏糞も肥料としてきちんと処理され、
出荷されている。その規模もまたハンパない。
蜂の巣のようなケージに収められて、鶏が産んだ卵を、ころころと前の
溝まで落として、後はラインに乗って詰められて検査工場へ行く。
時折アヒルほどもある大きな卵(これは双子)や、ウズラのように小さな
卵(これは黄味がない)、表面が波打ったように変形した卵(難産のため)
殻がない半透明の卵(若鶏の排卵状態が未熟なまま産まれた)にも出遭い、
人も鳥も同じなんだなあと実感。こちらは十分に清潔で整った住処を与えられ
ている鶏達だが、それでも一生涯ケージの外に出ることなく卵を産み続ける
役目、楽じゃないよなあと思う。ストレスがこんな形で出ることもあるだろう。

朝の目玉焼き(さすがに残せなくて、おいしく頂いた。)は産みたての
新鮮卵でプルプル。これでお菓子作ったら子供たち喜ぶよな。
心ばかりのお礼だが、娘さんと一緒に「やってごらん」のプリンを作って
差し上げた。こんなことしか出来ないけど、感謝の気持ちが伝われば幸い。

365日休暇もなく毎日鶏の世話をし、鶏たちのために神棚をあげ、自分達は
扇風機に当たりながら、品質が落ちないようにと保管庫にクーラーをいれて、
早朝消費者に向けて大事に卵を出荷している姿は、やさしさと誠実さそのもの
だった。本当にどうもありがとうございました。

esa
これが鶏の餌。左がひよこ用・右は親用。
安全だというのでちょっと食べてみたが、糠と米・雑穀・魚粉の味だった。
美味しく安全な肉・卵はやはり食べ物から、ということで、もしかすると
現代人より安全性・栄養管理面はきちんと保証されているのかもしれない。
今バイオエネルギーのために、この飼料代がお世話になった農家の家計を
圧迫しているのだが、「自分たちから値上げしてくれとは、やっぱり言えなくてね・・」
と苦笑いする旦那様の表情が心に焼きついた。
言っていいのに・・と思うのだが、その慎ましさを、家事に育児に追われっぱなし
の私たち主婦は、いったい日々どこまでわかっているだろうか。

ゆるゆるとではあるが、マクロビを実践し、かつての自分を重ねて思うのは、
やはり現代人は欲しすぎる・食べすぎる。=殺しすぎる・壊しすぎる。
対象物だけではなく、果ては自分の健康まで損ないながら
なぜそこまで食べなければならないのか?
なぜその暮らし方をビタ一文譲ろうともしないのか?
その一口は、どうしても自分の命をつなげる為に必要なのか?
余分な一口のために「悪いけどお前のお命いただきます」って言えるのかな?
ましてや、それを捨てたり無駄にしたりって・・。

kamado
改めて、先人たちの慎ましい暮らし方を知らない私たちは、
せめて、その暮らし方と己のやっていることの差は知る努力を
しなければいけないんじゃないかな・・、と口には出せないけど、そう思う。
阿久根の夕日
今年は、鹿児島へ親子でファームステイに参加した。
久しくJRに乗っておらず、念願のつばめに初乗車。
この車両、内装もほんとに美しい。
utbatubame2

初日から海水浴でご歓待を受ける。
阿久根大島という(こちらでいうと能古の島)ところに渡り、
私も十年ぶりくらいで海に潜った。(素潜り好きだったりする)
息子は浮き輪が手放せなかったが、貝をひろったり若布を
ひろったり、そして念願のスイカ割りを楽しんだり。
(ナイスなスタンス、いーい構えしてます。)
suikawari
kaisuiyoku

潜っていると足がチクチクするので、クラゲかと思ったら
縞ダイの稚魚の群が足に集っていた。捕まりそうですばしっこい。
しかし、子供と一緒に遊ばない親、多いなあ。
砂浜で汗かいてじっとしてるより、足だけでも海に入れば
自分も気持ちいいのに。うんと奥の松林に陣取ってて
子供がおぼれた時とかどうするんだろう?気がつくのかな?
遠く浜の上でわーわー言われても、海に入ってたら楽しさのあまり
ほとんど聞こえないんだよ、入ればわかるけど。

割ったスイカを食べていると、自生の鹿の群れがやってきて、
いいもん食べてるじゃねえか、とばかりにズイズイ寄ってくる。
sika
最初は怖がっていた息子も、かじっては半分鹿にあげて
皮ごとムシャ食いするその背中をなで、毛がかたい!と興奮気味。
角にも産毛が生えているのを、私もそばで見て初めて知った。
(剥製の角は見たことあるが、ピカピカだったもんな。)それにしても
何でも欲しがり、かわいい顔して性格は結構厚かましかったな。
(人馴れしてるからか?そういうとこ真似しなくていいから。)

帰りの船着場で網を下げたおじさんと一緒になり、収穫は?という話
になって、網からはみ出ている粘ついたタコの足に子供たちが釘付けに。
「生ダゴやん!生きとーと?」と興味深々、許可を得て吸盤を触り、
息絶えて尚、きゅっと吸い付く感覚にまた興奮気味。
自然ってほんと、面白いよね。
聞けば島の岩場のほうでは、少しもぐれば捕まえられるらしい。
いいなあ、こんな新鮮のが毎晩おかずになるなんて・・。

yuhi1
帰りは塩湯に浸かって、阿久根の夕日を堪能。
刻一刻と変わる水平線と空の色、こんなのを見てしまうと
言葉なんて無意味って思った。

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